着物姿でのアクセサリーのマナー


若い方でも「着物でお茶しよう!」なんてお友達同士で着物で集合するお話しを聞く機会があります。こんな集まり方も楽しいですね。

もともと日常着だった着物が、洋服の手軽さに押されて日常から晴れの日の特別な服へ変わっていったのはそれほど昔のことではありません。

着物姿でのアクセサリーのマナーも時代とともに少しづつ変化してきています。

着物とアクセサリーの関係を知って、上手コーディネートを楽しみましょう。

目次

着物姿は、いつから特別になったの?

明治維新で、鎖国が解かれ海外から洋服が入って来るまで、着物だけだった日本、その後も大正期・昭和の戦前までは着物が主流でした。

戦後、どんどん入ってくる洋服に押され、動きやすさの面からも着物から洋服へとシフトしていきます。
1964年の東京オリンピックから1970年代のオイルショックにかけて、一気に着物から洋服への変化に加速がついていったようです。

それまでの日常着たっだ着物は、いつの間にか「晴れの日」だけに着る服となり、最近では、冠婚葬祭でも洋服で済ませることが多くなっています。

着物とアクセサリーの関係

日常着として着物が健在だった頃、着物姿に合う和のアクセサリーを身につけていました。
帯につける帯留め・根付、髪飾りとしてのかんざしなどがそうですね。

洋服のネックレスの代わりに、重ね襟なども工夫されて、着物のアクセアリーとして親しまれていました。

着物姿の時にNGなアクセサリーは?

着物姿の時にNGと言われるアクセサリーはどんなもの?
また、TPOに合わせてのNGも知っておくと参考になりますね!

ネックレス

やはりNGの1番はネックレスです。
襟元を綺麗に見せたい着物で、首の所に来るアクセサリーは見た目のバランスも良くありません。
また、アクセサリーが着物自体を痛めてしまう可能性もあります。

イヤリング・ピアス

イヤリングやピアスは、最近では状況によってつけることもOKとされています。
どうしても何かという時には、耳にフィットする小さめのもので、ぶら下がったり揺れたりしないものがいいでしょう。
間違っても襟に触るものは避けましょう!!

冠婚葬祭の時にも、なるべくつけないことをお薦めします。
特に仏事では、飾らないことが良しとされている部分もあります。
つけるならパール1粒の揺れないものがいいでしょう。

また、趣味でお茶をされる方もいらっしゃるかと思いますが、茶席でのイヤリング・ピアスはNGです。

指輪

着物姿の指輪は、基本結婚指輪だけがOKとされています。
気軽なお出かけで楽しみたい時は、着物が引っかからないシンプルなデザインのものをつけましょう。

指輪もお茶席では、NGです。(結婚指輪も席入の時には外すのがマナーです。)

時計

アクセサリーと呼んでいいのか微妙ですが、時計も着物姿には合いません。
どうしても必要な時は、腕時計ではなく懐中時計を帯に入れて使いましょう。

ブローチ

着物にブローチを付けたいと思う方は少ないと思いますが、これも引っかかりの原因にもなるので、つけない事がお薦めです。

着物姿で楽しむアクセサリーは何?

アクセサリーのNGを見てきましたが、じゃあどんなものがOKなの?
着物と相性のいいアクセアリーはもともと日本にある、着物とともに親しまれてきたものになります。
では、相性のいいアクセサリーを見ていきましょう。

帯留め


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お着物好きな方なら、季節に合わせて着物と帯の組み合わせを楽しまれると思います。
その時のポイントとなる帯留めは着物姿のおしゃれの極みです。
センス良く季節のものを取り入れましょう。彫金やトンボ玉などが人気です。

根付


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帯に挟み込んで帯幅の中に垂れる日本固有の飾りです。
木彫りの彫刻や彫金などの細かい細工のものがあります。
やはり着物や、季節に合わせて選んでいきたいですね。

髪飾り


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髪をアップにしたところにかんざしをさすのは、粋な感じで晴れのお席はお薦めです。
髪の量や、髪型に合わせてかんざしの大きさを選ぶといいでしょう。

最近ではヘアコサージュも晴れの席ではOKとされています。
成人式・卒業式・結婚式などでは華やかにつけて楽しみましょう。

まとめ

着物姿でのアクセサリーは、すべてがNGというわけではありません。
TOPに合わせること、動いた時に着物が引っかからないことなどをチェックポイントとして想像していただくと理解しやすいと思います。

最後まで読んでくださったあなたへ私からのプレゼントです。
購入の際に使ってくださいね!

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